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投資コラム
投資コラム : 無視できない投資信託の費用
投稿者 : hiropon 投稿日時: 2007-12-16 18:36:18 (1305 ヒット)

2007年は、投資信託ブームと言われるほどに多数の投資信託が設定され、中でも外国の証券取引所や債券などに投資する外貨建て投信などに人気が集まっていたようです。

しかし、この所のサブプライムローンに端を発する大きな下げによって、投資信託にも陰りが見え初めてきました。長期保有が基本の投信なので、未だに投資信託を保有されている方は多いと思います。


ネットや銀行窓口、郵便局窓口などで投資信託を買うのは手軽で良いのですが、こういった場所では投資信託に対する丁寧な説明などは行われないので、基本的に全て自分で理解する必要があります。特に投資信託に関係する費用の点については、細かいところまできちんと理解しないと、自分が買っている投資信託で損をしているかどうかも分からなくなります。ですから、今回は投資信託の費用について取り上げます。

まず、費用の前に投資信託の基本的な事を理解しましょう。多くの人が勘違いしているのですが、投資信託を運用する会社と販売する会社と、その資産を預かる会社は全て異なっています。

運用する会社は、○○アセットなどという社名が多く、販売会社は証券会社や銀行で、預かる会社は○○信託などという場合が多いです。パソコンをソニーが作って、ヤマダ電機で売っており、その決済をVISAカードのクレジットで支払ったのと似ています。

■申し込み時の費用
申し込み手数料(証券会社、信託会社などで分け合う)

■保有時にかかる費用
信託報酬
ファンドオブファンズは、組み入れ投信の買い付け手数料
その他の諸費用(監査報酬、売買の手数料)

■解約・買取時
換金手数料(ゼロの場合も多い)
信託財産留保額

順番に解説していくことにします。投資信託の申し込み手数料は、「ノーロード」と言われるファンドでは無料でかかりません。インターネット証券(イートレード証券など)などでは、ノーロード」の投資信託を多数販売しているので、投資信託を購入する場合には、ノーロードをも合わせて検討しましょう。3%の手数料であれば、100万円買った場合に3万円ほど損益分岐点が異なってきます。

保有にかかる費用は、信託報酬が主な費用です。これは、ファンドを運営する為の基本的な費用で、ファンドマネージャーの給料もこの中から支払われます。また、販売会社である証券会社にも手数料が毎年支払われます。信託会社と呼ばれる資産管理会社にもこの費用の中から手数料が支払われます。基本的に長期保有を目指すならば、信託報酬は出来る限り安いほうが良いでしょう。

次にファンドオブファンズの話です。ファンドオブファンズとは、投資信託を買うことによって構成された投資信託の事です。投資信託を買うので、投資信託を買った時に申し込み手数料が発生している事になるので「申し込み手数料を2重に取られている」事になっています。この部分が見えにくくなっており、ファンドオブファンズを購入する際には注意が必要です。

ファンドオブファンズは、特に個別銘柄を買うのが困難な新興国などで設定される事が多です。ただでさえ、これらの新興国の株式市場は把握しにくいですが、ファンドオブファンズになれば、投資信託の内容が更に複雑になってぼやけてしまいます。週次報告書や月次報告書の内容もより複雑になって、買い付け銘柄などがぼやける可能性があります。私は、ファンドオブファンズよりもファンドを買うべきと思います。

信託財産留保額は、解約金と違って投資信託に資産を留保していくものです。解約が相次ぐと投資信託自体の運営が危ぶまれるために、そうした危険を避ける観点から投資信託に財産を残していかなければならないというものです。自分が解約する時に資産を投資信託に残しますが、前に解約した他の人も信託財産留保額を残しているので、基本的に自分だけ不利になる事はありません。

投資信託を1年間保有するとすると、申し込み手数料3%、信託報酬2%として単純計算すると5%もの費用が取られることになります。年率5%を超える運用は簡単な事ではありませんので利益を出すだけで大変です。更に5%ほど資産を増やしたい考えたならば、投資信託自体が10%値上がりする必要があります。投資信託の手数料は非常に高いので、株式と同じ感覚でやるべきではありません。

投資信託の代替商品として注目されているのが、インデックスと連動するETFと呼ばれるものです。ETFは、証券会社などで普通の株式と同じように購入できるので、手数料は非常に安くて済む事になります。更に言えば、信託手数料もかからないので、その点も有利です。市場が10%上昇したならば、10%近いリターンを見込めるでしょう。

もし、あなたが購入する投資信託が「インデックスをベンチマークとして、インデックスを上回る事を目指す」などと書いてあれば、ETFを買った方がよっぽど有利と言う事になります。何故なら、インデックスと全く同じ動きをしていたとしても、購入手数料と信託報酬がかかります。それならば、最初からインデックスと全く同じ動きをするETFの方が良いことになります。プロに頼んで運用して貰うのは結構な事ですが、手数料が非常に高い事は注意すべき点です。


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