ロシアのゴットファーザーと称されており、ロシアの新興財閥(オリガルヒ)の代表的人物で、政界の黒幕とも称されています。ロシアのマフィアグループとの対立もあり、1994年に自動車が爆破されるなど、いくつかの暗殺未遂事件に遭遇しています。

巨額の富を得るに至った経緯は、自動車販売からスタートしています。1989年にヴォルガ自動車工場とイタリアのロゴシステム関連の「ロゴヴァズ」設立して社長に就任します。国産車のみならず外国車の販売にも手を出して、メルセデス・ベンツ、ゼネラル・モータースなどの公認ディーラーとなって成長します。

大手石油会社シブネフチの設立に奔走しており、同社を買収して支配下に置きます。また、ソ連時代から国際航空会社として知られるアエロフロートなどロシア国内の優良企業の株式も購入しています。

メディア操作


最も注目すべきは彼のメディア操作で、国営放送のロシア公共テレビ(ORT)民放のTV6、ロシア有数の経済誌であるコメルサント紙、ネザビシマヤ・ガゼータ(独立新聞)、週刊誌アガニョーク、ヴラスティなどを次々に支配下に置く事によって、恣意的な世論形成を行いました。これがエリツィンが再選した理由ともなっています。

プーチンとの対立


現在イギリスに亡命中で、亡命先のイギリスではプーチン政権に対する批判を続けています。2007年4月13日付けのガーディアン紙のインタビューでは、「プーチン政権を武力によって転覆しなければならない」と発言するなど、ロシア政府に対して批判的な態度をとっています。